2026-09-03
綾辻行人『十角館の殺人』レビュー、新本格ミステリの原点
| 著者 | 綾辻行人 |
| 発表年 | 1987年 |
| ジャンル | 新本格ミステリ、館ミステリー |
| 特徴 | 「館」シリーズ第1作、孤島の閉鎖空間 |
大学のミステリ研究会の学生たちが、孤島に建つ奇妙な建物「十角館」を訪れたことから始まる連続殺人劇。日本の「新本格ミステリ」ムーブメントの出発点となった記念碑的な作品として紹介されることが多い一冊で、綾辻行人の代表シリーズ「館」シリーズの第1作にあたる。
新本格ミステリの出発点
本作の刊行以降、論理的な謎解きとトリックの意外性を重視した作品が次々と発表されるようになり、日本のミステリー界における一つの潮流を作ったとされる。以降の作家にも影響を与えた作品として、ミステリーの歴史を語るうえでたびたび引き合いに出される。
「館」シリーズの起点として
本作を気に入った場合、同シリーズには複数の続編があり、それぞれ異なる形状の「館」を舞台にした事件が描かれる。1作読み切りでも楽しめる構成になっているが、シリーズ通して読むことでより世界観を楽しめる。
こんな人におすすめ
論理的などんでん返しを味わいたい人、閉鎖空間での謎解きが好きな人に向いている。本格ミステリの「型」を体感したい人の2冊目、3冊目としても選びやすい作品。
気に入った場合は、シリーズの他作品もおすすめ。「館」シリーズ読む順番とそれぞれの見どころにまとめている。
作品データについて
本記事の作品情報は一般に公開されている書誌情報をもとにまとめています。版によって収録内容が異なる場合があります。
十角館の殺人
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本記事は結末やトリックの核心には触れていません。安心して読み進めていただけます。