2026-09-03
『方舟』を読んで、正直嫉妬した話
『十角館の殺人』でミステリー小説にはまってから、次に手に取ったのが夕木春央の『方舟』だった。これもいわゆる「どんでん返し」ジャンルに入る一冊で、結論から言うと非常に楽しめた。
次々に起こる謎の殺人
閉じ込められた状況の中で、謎の殺人が次々と起きていく展開に、ページをめくる手が止まらなかった。誰が、なぜ、という疑問を抱えたまま最後まで一気に読ませる力のある作品だった。
最後まで読んだが、だまされた
正直に言うと、最後まで読んで完全にだまされた。すべてがひっくり返るという表現がまさにぴったりで、それまで自分の中で組み立てていた推理が、最後の最後で一気に崩れる感覚を味わった。
正直、嫉妬すら覚えた
ここまで見事に読者を騙す構成を作れることに、正直嫉妬すら覚えた。一冊の小説を読んでここまで悔しさに近い感情を持ったのは初めてかもしれない。それくらい構成の完成度が高い一冊だった。
誰かに感想を伝えたくなる一冊
読み終えてまず思ったのは、「誰かにこの感想を伝えたい」ということだった。最後まで読んだ人は絶対に誰かに話したくなる、そんな一冊だと思う。ネタバレなしで感想を共有できる相手がいなかったのが少し悔しいくらいだった。
『十角館の殺人』との違い
『十角館の殺人』が「最後の一行で全部わかる」タイプの衝撃だったのに対して、『方舟』は「積み上げてきた推理そのものがひっくり返る」タイプの衝撃だった。同じ「どんでん返し」でも、揺さぶられ方の種類が違うのが面白いと感じた。
作品自体の紹介やあらすじは、ネタバレなしの『方舟』レビュー記事にまとめている。気になった人はそちらも見てみてほしい。
方舟
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本記事は個人の読書記録であり、結末やトリックの核心には触れていません。感じ方には個人差があります。